高橋はるみ知事 北海道議会定例会
平成28年3月3日
民泊への対応についてでありますが、民泊は、近年急増する外国からの旅行者などに本道の暮らしや文化を直接伝え、
道民との交流を深めていただく大変よい機会でもあり、利用者の安全及び衛生が確保されていることを基本として、ホテルや旅館などの稼働状況はもとより、
地域経済の活性化や本道の魅力を生かした多様なツーリズムといったさまざまな観点から、
今後の対応について検討していくことが必要と考えるところであります。
私といたしましては、道内の各地域において、これまで農家民宿等で蓄積してきたノウハウなども生かすとともに、昨年10月に訪問したイタリアにおける、
集落の中心部に受付を設け、空き家なども活用し、複数の施設により、地域ぐるみで宿泊客をもてなす仕組みなども参考にしながら、
庁内横断的な検討会を新たに設置し、
実現に向けて、地域や事業者のニーズなどをお伺いし、新たなルールや必要となる規制緩和も含めて検討を進め、
北海道にふさわしい民泊のあり方を早期に取りまとめてまいる考えであります。