世界各都市
関空からワンボックスのレンタカーを借りて京都、富士山、東京、箱根を観光して成田空港で乗り捨てて帰国する8〜10人グループ旅行が増えて増す。
特にアジア系は大家族で旅行をする傾向がありニーズはあり、物件に駐車場は必須になりますね。なければち確認安いコインパーキングがあるといいでしょう。
沖縄を訪れる外国人観光客の増加に伴い、外国人が利用するレンタカーの事故が急増している報道もありました。
モノには必ずメリットがあればデメリットもあります。
民泊もメリットもあればデメリットもあります。どのように地域社会の調和出来る民泊ビジネスはできるのでしょうか?
NEXCO3社など、全国高速道路乗り放題パス「Japan Expressway Pass」を訪日外国人向けに10月13日発売
最大7日間有効のパスで2万円、最大14日間有効で3万4000円
国土交通省とNEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)、宮城県道路公社、京都府道路公社、兵庫県道路公社は9月26日、レンタカーを利用する訪日外国人旅行者向けに全国エリアを対象とした高速道路乗り放題パス「Japan Expressway Pass」の販売を10月13日から開始すると発表した。価格は、最大7日間有効のパスで2万円、最大14日間有効で3万4000円。
Japan Expressway Passの乗り放題対象エリアは、NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本が管理する高速道路(北海道内の高速道路、第二神明道路、関門トンネル、関空橋利用税を除く)に加えて、宮城県道路公社の三陸自動車道、京都府道路公社の京都縦貫自動車道、兵庫県道路公社の播但連絡道路。
利用できるのは、外国のパスポートを持つ人と、外国に永住権を持つ日本人となる。ただし日本で利用可能な運転免許証を持つ人に限る。
対象車両は、各レンタカー会社が提供するETCカードや自動車(普通車限定)を使用して、ETC無線通信により走行する車両としている。全国275店舗のレンタカー会社の店舗で申し込みが必要。
なお、地域版の定額乗り放題パス(北海道、東北、中部、中四国、九州地域)も継続販売。同省では、観光部局などと連携しながら海外における周知を実施していくとしている。
外国人旅行者について驚くような記事が報じられている。沖縄の琉球新報は8月21日、「外国人観光客のレンタカー事故が急増 昨年度9648件 左側走行不慣れなどで」という記事を掲載した。記事を引用するとこうだ。
『沖縄を訪れる外国人観光客の増加に伴い、外国人が利用するレンタカーの事故が急増している。県レンタカー協会によると、2016年度の外国人レンタカー利用者による交通事故は15年度から倍増の9648件(速報値)で、1万件に迫る勢いだった。事故の増加率がレンタカー利用客の伸び率を上回る多さとなっている』
数字を見せられてもピンと来ないかもしれないが、実はこの数字はかなり多い。全国で最も交通事故件数が多いのは、愛知県で2016年は4万1551件、最も少ない鳥取県では987件だ。そんな中で沖縄では、外国人がレンタカーで9648件も事故を起こしているというのである。
これが事実だとすれば、沖縄県では大変な事態になっているのではないか。そう考えて、沖縄にいるレンタカー業界の関係者に話を聞いてみると、どうも実態は記事とは違うらしい。いったい何が起きているのか。
9月20日京都市で民泊条例案について検討会が開かれた。
検討会議ポイント
京都市は民泊新法に条例を制定するので、京都市でも民泊新法での運営が出来るので、ほぼ全国で民泊は解禁になる。
住宅専用地域での制限をかけるが、特区民泊のような用途地域制限でなく営業日数制限の可能もあるので、全域で民泊が解禁になる。
共同住宅すなわちマンションは、マンション管理規約で規制すればいいので除外されないのではないか?
11月ごろまでに3回程度行うとあるので、11月の定例市議会で条例可決の流れになる可能性がある。京都市議会日程は(年4回:5月,9月〜10月,11〜12月,2月〜3月)を定例です。
国の自治体への説明会は月1回程度開催されますので、次は10月6日ごろとなります。
2017年12月までに国も京都市も詳細が決まり2018年3月か遅くて6月に民泊新法はスタートします。
旅館業法改正は選挙との兼ね合いで優先順位がどうなるか?臨時国会日程がどうなるか次第です。
京都市は20日、来年の民泊新法(住宅宿泊事業法)の施行に合わせて制定する条例案に向けて、有識者の意見を聞く検討会議の初会合を下京区のキャンパスプラザ京都で開いた。住居専用地域や共同住宅での営業の制限など、規制を主眼とした論点を市が示した。
新法は民泊での騒音などによる生活環境の悪化を防ぐため、条例で区域や営業日数を制限できるとしている。市は条例の独自ルールで規制を強化する方針。町家の活用や文化体験につながる民泊は普及を図る。
検討会議は観光や住環境、法律が専門の研究者、弁護士ら10人がメンバー。座長の宗田好史京都府立大教授は「京都は観光分野で日本のモデルとなる取り組みを進めてきた。今回どう検討するかは、国の取り組みと同じぐらい重要だ」と述べた。
市は民泊に関する現状と課題を報告した。仲介サイトに掲載されている民泊は約5500件あり、市に寄せられた民泊に関する通報・相談は今年8月末までの1年余りで約2600件に上った。検討会議での論点として、営業者と周辺住民との関係▽家主不在型での苦情対応▽共同住宅での管理運営の要件▽住居専用地域での営業日数制限▽町家の活用-などを挙げた。
委員からは「自治会などと民泊が協力して防火やごみ出しに関する取り組みができないか」「建物や敷地単位でなく町の単位で対策を考えるべき」と、地域コミュニティーの中での民泊の在り方を条例で定めるよう求める意見が出た。「あまりに規制が強まると、届け出受理などで紛争が起こる。その解決ができる条例に」との指摘もあった。
会議の最後に門川大作市長は「良質な宿泊施設は増やし、劣悪な施設は排除できるようにしたい」と述べた。会議は11月ごろまで3回程度開き、市への意見をまとめる。
個人の家を宿泊先として提供する「民泊」の普及で観光客が急増した結果、京都市では不動産高騰など住民の暮らしが激変したためだ。
観光は国家にとって貴重な収入源となるため、各国とも観光客の誘致に注力してきたが、旅のスタイルを変えた民泊がもたらす弊害への対応にも迫られている。
世界中で成長する「民泊」新しい旅行のトレンドだけど、各地でトラブルだらけ。
欧州での観光客急増については、「民泊の爆発的な普及が最大の原因」との指摘が多い。
バルセロナやベネチアでは観光客の増加と反比例する形で人口流出

jaxbartram / Pixabay
トラブルの原因は、3つです。
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- 1番目、競合のホテル業
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- 2番目、治安を心配する市民
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- 3番目、賃貸住宅を必要とする入居者
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日本は人口減少社会で空家問題があるので問題にならないと思いますが、1番目と2番目は同様です。
新しいルール(民泊法)が施行されれば、ロンドンやパリ、アムステルダムなど同様、民泊の利用日数を制限され1番目と2番目は解消されるのでしょうか?
観光は国家にとって貴重な収入源となり、日本は観光立国を目指していますがどの様なビジョンがあるか不透明です。
民泊最大手の米エアビーアンドビーが展開する部屋数は全世界で400万件超(8月時点)。
国別では、
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- アメリカ66万件
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- フランス48万件
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- イタリア34万件
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- スペイン24万件
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- イギリス17万件
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- 日本は5万室でイギリスの3分1です。
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欧州各地で外国人観光客を排斥する動きが広がっている。
京都府の山田府庁の議会発言でゲストの人気(ニーズ)のある京都市では違法民泊が多く住民との問題が多く、それ以外地域(ゲストニーズがない)ではトラブルは少ないから民泊をいいカタチで推進したいとのことです。
京都府・京都市は世界に名だたる観光名所が沢山あり外国人からすると、非日常そのものです。
また日本の観光産業は内需型産業であり、京都も修学旅行を含め国内旅行に支えてられてきましたが、人口減少・高齢化により衰退の一途となりました。
国は人口減少にとても影響されやすい内需型ビジネスをインバウンドで喚起させるため観光立国を目指しビザの緩和や空港や港等のインフラ整備、ビックイベントである2020東京オリンピック承知、IR法案であるカジノ解禁へと色々な施策をとっています。
その一方、近隣住民は今までの静かな生活が出来なくなる不安を抱えています。
不安は対象がはっきりしない状態で、恐怖は対象がはっきりする状態といいます。
すると日本は島国であり外国人という対象がはっきりしない、分からないから周辺住民は不安になるのでしょう。もちろんルール違反は論外です。
京都府では、周辺住民への不安への対処も重要ですが、これからの日本が国際社会で生き抜くための人材育成、日本へ訪れてくれる外国方が民泊という新し旅の仕方を望んでいる(観光したい場所)ニーズがあることを理解していただき、バランスのとれた条例を制定していただくことを望みます。
国内で民泊に一番厳しい京都市でも93%が違法民泊があるのもびっくりしました。
京都新聞によると
「京都府の山田啓二知事は15日、府議会代表質問の答弁で、民泊の営業基準などを定めた民泊新法(住宅宿泊事業法)の来年の施行に向け、民泊の規制や拡大について地域事情に応じて3分類で対策を進める考えを示した。
知事は答弁で、分類について▽生活環境の悪化防止や子どもの教育環境維持のために規制するべき地域▽滞在型観光の推進のため民泊の活用を希望する地域▽中間的な地域-の三つに分けて考える必要があるとした。「問題のある民泊施設の大半は京都市に存在していて大きな社会問題になっているが、他の地域は問題がそれほど出ていない。丹後では許可を受けた施設がほとんどで、無許可施設は1カ所しかなかった」との見方を示した。
府と京都市が行った実態調査によると、旅館業の営業許可を得ていなかったり実態不明だったりする民泊は、京都市では民泊仲介サイトに掲載された2702施設のうち2513施設に上った一方、京都市以外の府内では204施設のうち112施設にとどまった。
民泊新法の施行に合わせ、京都市は民泊規制を進める条例制定を準備している。山田知事は、特に新条例による規制を検討する京都市とは歩調を合わせていく方針を明らかにした。同時に、観光振興を望む地域では民泊の拡大を図る考えを示した。
府は今後、各地域の事情に合わせて規制や民泊拡大を進められるような条例の制定を目指す。
民泊新法は、現行法では宿泊施設を営業できない住居専用地域でも開業できるようにすると同時に、民泊の年間営業日数の上限は180日とし、さらに生活環境の悪化が懸念される地域では都道府県や政令指定都市が条例で日数を短縮できるとした。
府は、ホテルや旅館、旅行業者、観光協会、賃貸住宅などの各種団体が参加する府観光戦略会議民泊対策部会を22日に開き、各団体から意見を聞く。また観光庁が政省令案を近く公表して民泊の管理運営基準を示す予定で、府はこれらを踏まえて京都市や他の市町村と協議を進め、対策の中身を詰める。」
我が家でも、コンサートやイベントに宿泊施設が一時的に足りなくなります。そんな時イベント民泊
去年、エグザイルやAKb48のコンサートや広島カープのキャン地なので、一時的に宿泊施設が不足して自治体で宿泊施設解消ため協力を要請するのが「イベント民泊」です。
2017年9月14日~19日に沖縄市で開催される「沖縄全島エイサーまつり」で実施されるイベント民泊を募集。
沖縄では、今年2月の「広島東洋カープ セ・リーグ優勝パレードIN沖縄市」と8月の「糸満ふるさと祭り」に続く3回目のこと。
年1 回(2~3 日程度)のイベント開催時民泊。
イベント民泊を実施できる場合
イベント民泊の概要
i) 年1 回(2~3 日程度)のイベント開催時であって、
ii) 宿泊施設の不足が見込まれることにより、
iii) 開催地の自治体の要請等により自宅を提供するような公共性の高いものについて、
「旅館業」に該当しないものとして取り扱い、自宅提供者において、旅館業法に基づく営業許可なく、宿泊サービスを提供することを可能とするものです。
新法の条例は国のガイドラインが決まらないと条例内容も決められない現状で、新法の条例とは別に違法民泊(ヤミ民泊)を取り締る手段としては、伝家の宝刀になるかもしれません。
無許可のヤミ民泊は宿泊税を怠った場合遡って課税する考えとのことです。
まさに税という水戸黄門の印籠ですね!
全施設が対象でインターネットの仲介業者に徴税を依頼すると、全宿泊施設運営者のデータが京都市に報告される仕組みとなります。
徴収額は最大1000円でパリ・ローマの五つ星クラスの徴収額を上回る金額です。
条例の詳細が分かりまませんが、当然罰則もあるのでしょう。
京都市は全国で初めて、全宿泊施設の利用者に対して「宿泊税」を課すことを検討しています。市によりますと、1泊あたりの税額は宿泊料金が2万円未満の場合は200円、2万円以上5万円未満だと500円、5万円以上なら1000円に設定。修学旅行生や引率教師らは除外されるということです。また民泊の税徴収を仲介サイトの運営事業者に担わせる方針を固めた。国外では仲介サイトが民泊利用者から税を徴収し、自治体などに代理納付する仕組みが一般的で、最大手Airbnb(エアビーアンドビー)も前向きに検討するとみられる。市は年間およそ46億円の税収を見込んでいて、21日開会の9月議会に関連条例案を提案し、来年10月頃の実施を目指す。
ホテルや旅館などの利用者に課税する「宿泊税」の導入を目指す京都市は、税額について、宿泊料金に応じて1泊200~1000円とする方針を固めた。市の方針では、課税額は1人1泊の宿泊料金が2万円未満で200円、2万円以上5万円未満で500円、5万円以上で1000円の3段階で設定。
宿泊税は東京都と大阪府も導入しているが、1泊1000円は全国最高額となる。
宿泊税は現在、東京都と大阪府が宿泊料金に応じて1泊100~300円を徴収。ただ、東京都はホテルと旅館の宿泊者に対象を限定している。大阪府では民泊の利用者にも課税するが、料金が1万円未満は対象外。民泊を含むすべての宿泊施設の利用者に課税するのは、国内では京都市が初めてとなる。
民泊は現状、国家戦略特区の制度で認められた大阪市や東京都大田区などを除き、旅館業法の許可がなければ違法営業となる。一方で、需要の高まりから、運営上のルールを具体的に定めて民泊を事実上解禁する住宅宿泊事業法(民泊新法)が6月に成立し、来春にも施行される予定だ。
朝日デジタルによると
メルカリ・民泊など課税強化へ 仲介業者の報告義務化
民泊新法で仲介業者が登録義務化されますが、
税金でも仲介業者が報告義務化で、より一層180日の抜け道は難しくなります。
日本国内で捜査権限が強いのは、警察と国税庁・税務署です。
ヒット映画の「マルサの女」脱税を取り締まるのに色々な調査・捜査をします。
京都市では民泊マンションの出入り口でゲストを数えたと報道がありました。
映画ではラブホテルの出入り口でお客の数を数えて申告漏れを指摘するシーンがありました。
映画そのものですね!
税務署は強制捜査や差押えは得意中の得意です。
旅館業法違反もそうですが、税法違反(脱税)は重いです。
「民泊あり方検討会」や各都道府県の民泊新法への意見書で「旅館業との公平性」とよく見かけます。
固定資産税、消費税、固定資産税やゴミ処理も事業者は有料で処理してますが、個人では住宅ゴミの処理だと税金で処理されています。
先日、東京都は民泊を対象で検討しています。
民泊での税法違反は、固定資産税や消費税・所得税と宿泊税より気お付けなければならない税法は沢山あります。
記事では「税の公平性の観点から対象にすべきだ」とあるように旅館・ホテルは納税してます。
もし導入されれば、宿泊税の対象になるかチェックが入り情報を国が把握します。
話はそれますが「ゴミ問題」事業用は有料さけど住宅用は無料の自治体がありこれも公平性の観点からどうなんでしょう。
【記事】
東京都税制調査会は24日開いた小委員会で、都が独自にホテルや旅館の宿泊客に課す「宿泊税」について意見交換した。
住宅に有料で客を泊める民泊サービスが都市部で広がるなか、民泊利用時の課税に関して「税の公平性の観点から対象にすべきだ」との意見が多く出た。
会合で「対象に含めるべきだとの意見が多かったのを踏まえて考えたい」と語った。
一方で徴収方法など課題もある。10月にもまとめる最終答申に向けて調整する。
東京都
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施行:2002年10月
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対象:ホテル、旅館
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税額:宿宿泊料金10000円~15000円は100円
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税額:宿宿泊料金15000円以上 は200円
京都府
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施行:2018年度予定
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対象:全ての宿泊施設(民泊含む)
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税額:宿泊料金に問わず徴収。高額になるほど負担が大きい方式。
大阪府
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施行:2017年1月
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対象:ホテル、旅館、簡易宿所、特区民泊
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税額:宿宿泊料金10000円~15000円は100円
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税額:宿宿泊料金15000円~20000円は200円
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税額:宿宿泊料金20000円以上 は300円