損益分岐

「人生100年」会社員の定年が60歳から65歳に伸びても、ゴールが20年遠ざかった。年金も当てにできず、「悠々自適」なのは少数です。

次は好きなことを仕事にしたい意識が高まってます。

自分らしく生きることは素晴らしいことです。

廃業率が高いのは飲食業です。

理想と現実のギャップや準備不足が原因と言われてます。

ロマンとソロバン勘定

自分らしく生きる、好きなことを仕事にすることがビジネスで成功できるわけではありません。

飲食店に関わらずビジネスの基本と社会情勢や未来予測を考慮して展開しないと厳しい結果になります。

失敗しないための準備をすることが重要です。

どんな準備?

「新規開業パネル調査」(2011~2015年。日本政策金融公庫調べ)によれば、飲食店・宿泊業の廃業率は18.9%となっており、全業種平均(10.2%)に比べて倍近い。同調査は、ホテルや旅館など宿泊業(調査時期的に“民泊”例は少ない)を含む数字だが、実質は数の多い飲食業を反映した数字といます。

2015年末「新規開業パネル調査」の中で経営上苦労している点をみると、

「顧客開拓・マーケティングがうまくいかない」31.1%と最大の課題ではあるものの、その割合は低下しており、

「従業員の人数が不足している」、「必要な能力を持った従業員を採用できない」といった人材に関する課題がウエートを高めている。

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民泊やる方法は3つあり収益モデルには特徴があります。

民泊新法、特区民泊、旅館業です。

イベント民泊は年に1回しか出来ないので、ビジネスとして対象にならないので省きます。

収益モデルでは、イニシャルコスト、ランニングコスト、税金等と売上が収益モデルになります。

今回はその中の、ランニングコストのルームクリーニングを考えたいと思います。

klimkin / Pixabay

前回、部屋数やベット数が損益分岐を左右することを書きましたが、実はルームクリーニングがとても影響してます。

エアビーでは清潔はとても重要視されてます。

私はよくコインパークングの収益モデルを例に出しますが、時間貸駐車場では有人型と無人型があります。

有人型は人件費を賄うため最低30台以上の駐車場でなければビジネスになりません。

無人型(コインパーキング)は街中で1台だけのありますよね。有人型では考えられません。

民泊をやるとき現場を有人でやるか、無人でやるかは大きな問題です。それぞれの損益分岐のボリューム(部屋数・ベット数)を左右します。

ランニングコストを現場が有人と無人で考えてみましょう。

ビジネスホテルでは100室のルームクリーニング原価は700円ぐらいといわれてます。民泊で現場無人の場合5000円ぐらいします。現場無人は現場有人の7倍です。でもひと部屋からできます。

ざっくりですが、

1泊一万円のビジネスホテルは1万ー700円(ルームクリーニング)=9300円

1泊一万円の民泊は1万ー5000円(ルームクリーニング)=5000円

4300円の差があります。

変なホテルではないですが、フロント(レセプション)は機械化できてもルームクリーニングを機械化するのはどのくらいの投資が必要になるのでしょうか?

 

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