鹿児島県

ロケ地をはじめ大河の影響力はどの程度でしょう?

今年は見続けるかな?

1月から放送されるNHK大河ドラマ「西郷どん」や、夏頃にも登録が予定される「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産など、奄美への交流人口拡大の絶好の機会が到来する2018年。

鹿児島県の奄美各島で観光客の受け入れ態勢の整備が進む中、宿泊施設の確保が課題となっている。打開策の一つに各自治体が導入を進めている農家民泊がある。

地元の人たちと交流し、島の暮らしを体験できる農家民泊は、近年、旅行者の注目を集めており、奄美で増加傾向の外国人観光客にも人気がある。

その魅力は実際にどのようなものか。農業の島・沖永良部島の農家民泊。

知名町知名の農家民泊「ブルー・オーシャン」は、その名の通り太平洋を見渡せる小高い所にある。オーナーの横山彰さん(69)は元町職員。定年退職後、自宅を新築し、以前住んでいた住居を宿泊所に活用した。2015年夏から妻のオトエさんと農家民泊を営んでいる。

宿から1キロ未満の所にある農園「アヴニール・ファーム」では、バレイショやグラジオラス、サトウキビなどを栽培。宿泊者が希望すれば、さまざまな農業体験も可能だ。

高齢化や人口減少などで後継者不足が課題の沖永良部島の農業。横山さんが農家民泊を始めたのも、そうした島の課題解消に「少しでも役立てば」との思いから。

インターンシップなどで来島する大学生ら若者を中心に受け入れ、島の暮らしや農業体験を通じ、その魅力を知ってもらおうと考えたのがきっかけだった。

だが実際に始めてみると、島内の宿泊施設には限りがあり、この宿が町の中心部で利便も良いことから、観光客のほかビジネス客など、幅広い世代・目的の人が利用してくれているという。

 

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